【社会保険労務士】開業社労士・勤務社労士~それぞれのメリット・デメリット

去る2023年8月27日、第55回 社会保険労務士試験が実施されました。合格発表の10月4日(水)まで結果が待ち遠しいですね。見事合格となった場合、独立開業という道も拓けてきます。そこで今回は、開業社労士と勤務社労士のメリット・デメリットについてまとめます。

【開業社労士のメリット】
・成果によって高収入を目指すことができる
給与所得を得る勤務社労士に比べると、開業社労士は成果次第で高収入を目指せるのが魅力です。業績が上がるほど自身の収入も上がる傾向があり、高年収も夢ではありませんが、高収入を得るためには継続的な努力が必要です。新しい知識を常に身につけたり、コツコツと実績を積み上げたりすることで、顧客から信頼を得られ結果として顧問先数が増えることになります。

・自分のペースで働ける
開業社労士は、勤務社労士よりも自分自身のペースで働けるのが魅力です。案件にかかる時間や件数を把握したうえで、自由に休日を作ったり、子育てや介護に時間を使ったりできます。仕事と生活を両立したり、何らかの事情で働ける時間が限られたりする場合でも、開業社労士なら自身の裁量で柔軟に働けるでしょう。

【勤務社労士のメリット】
・収入が安定する
勤務社労士は、勤務先と雇用契約を結んで働くため安定した収入を得られるメリットがあります。契約内容に沿って収入が決定し、昇給も勤務先の給与テーブルに沿って行われるのが一般的ですので、収入の見通しもつきやすく安定性はあります。

・専門性を高めることができる
勤務社労士は社会保険労務士としての知識や経験を活かして専門性の高い仕事を任されることが多く、より専門性を磨くことができます。一企業において、社会保険労務士資格を有している人材は、複雑な社会保険手続きや労務管理に精通している非常に貴重な存在です。必然的に専門性の高い業務を任される機会が増え、実務を通じて専門性を高められる点は大きなメリットと言えるでしょう。

【開業社労士のデメリット】
・収入が不安定になる
顧客を獲得した分だけ収入が増えるのは開業社労士のメリットですが、裏を返せば収入が不安定になりやすいというデメリットでもあります。開業社労士になると、仕事がなければ収入も得られません。社労士に限ったことではありませんが、独立開業には収入に関するリスク・不安が付き物です。安定した収入を得るには、顧客獲得に対する努力をし続ける必要があります。

・自分で営業をする必要がある
「社労士の資格がある」というだけでは顧客は獲得できないため、案件を得るには自分からアプローチをかけなければなりません。社労士は人気の職業であり、顧客獲得における競争率も高いです。数ある社労士事務所の中から選ばれる存在となるには、紹介や営業など、集客に向けてさまざまな取り組みをする必要があります。

【勤務社労士のデメリット】
・働き方は職場のルールに縛られる
勤務社労士はあくまでもサラリーマンとして働くので、働き方は職場のルールに縛られます。会社や社労士事務所に雇用されているという状態である限り、自分のペースで仕事をしていく時間の自由や、収入をあげることなど開業社労士が持つメリットの部分は諦める必要があります。

・高収入を狙うのは難しい
働き方にも通じる話ではありますが、勤務社労士はサラリーマンとして働くことになるので、高収入を狙うのは難しいです。収入は勤務先の規定に則って決定するため、高い専門性を活かして業務に従事しても、他の社員とそこまで差がない場合もあります。また、日頃の業務を高いパフォーマンスでこなしても、収入アップに繋がりにくい点も勤務社労士のデメリットと言えます。

社労士としての働き方について検討中だという方は是非、今回の記事を参考にしてみてください。