給与水準大公開!事業会社勤務社労士編

「社労士資格を取ったので、資格を活かした仕事をしたい。」
「苦労して資格を取得したのだから、これを機に給与アップを狙いたい。」
そのように考えていらっしゃる方は多いと思います。
士業というと、自分で独立して開業するキャリアをイメージされる方が多いかもしれません。もちろん個人事業主として高収入を目指すのもよいですが、社労士は開業するだけでなく、会社内でも活かす道もあるのが魅力的な資格です。
ところが、会社で働く社労士の給与についての情報は多くありません。一般企業に勤務する社労士(いわゆる勤務社労士)と、資格のない実務経験者ではどれだけ給与水準が違うのでしょうか?
苦労して資格をとっても、資格がない人と比べて給与に差がないなら苦労して資格を取ったメリットがありませんよね。

2019年の賃金構造基本調査 によると、勤務社労士の給与の平均額は33万4900円、年間賞与その他特別給与額は84万1400円となっています。そのため勤務社労士の平均給与は約486万円となります。
なお、ここには一般企業に勤める社労士だけではなく、社労士事務所に勤務する社労士の統計も含まれています。
他方、2021年の賃金構造基本統計調査 によると、庶務・人事事務員の平均年収は約350万円となっています。
このように、勤務社労士と資格のない人事のスタッフでは給与に大きな差が生じています。

会社によっては、社労士資格を取得すると資格手当と称して給与が上乗せされるケースがあります。ところが、資格手当は月に数千円~1万円程度程度という会社も多く、単に資格を取得しただけでは給与の大幅アップに繋がらないことが多いのが現実です。
勤務社労士として高収入を得ている人は、ある程度の規模の会社で人事部長などの役職に就き、社労士の知識を活かして社員の労務管理や社会保険の手続を統括している方が多いようです。
残念ながら、社労士資格があるからといって人事部門に配属してもらえるとは限らないのが現実です。そこで、資格取得をきっかけに他の会社に転職して給与アップを目指すのも選択肢の一つになるでしょう。

今回は勤務社労士と資格がない実務経験者の給与水準について解説いたしました。
「社労士資格を取得したが、開業するのはリスクが大きいので、会社に勤務して働きたい」という方は、是非勤務社労士として給与アップを目指してみてはいかがでしょうか?