社会保険労務士の仕事と魅力‐2023年は8月27日(日)に試験実施!

2023年/第55回の社会保険労務士試験の試験日が8月27日(日)に実施されます。
受験者はおおよそ4万人と言われておりますが、2020年の3万5千人から2年連続で増加しております。今年も4万を超えてくるのはないでしょうか。合格率は毎年5%前後と難関試験の1つです。働き方にフォーカスされる機会も増えておりますので、改めて人事関係のスペシャリストとしての社労士(社会保険労務士)が注目されております。

これから社労士を目指す方に向けてのおさらいです。

社労士の仕事は1号業務、2号業務、3号業務という3つの業務に分けられます。
なお、1号、2号業務は「独占業務」で社労士のみが業務を行うことができますので、社会保険労務士でない者が他人の求めに応じ、報酬を得て、業として1号業務、2号業務を行えば、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられます。(社会保険労務士法27条、但し例外あり)

●1号業務:申請書類等の作成
労働保険・社会保険の新規加入と脱退などの手続き、労働保険の年度更新の手続き、健康保険の傷病手当金や出産手当金などの給付申請手続き、各種助成金申請手続き業務。いわゆる労務手続き業務と言われます。

●2号業務:帳簿書類の作成
労働社会保険諸法令に基づく帳簿書類(電磁的記録を含む)、就業規則、労働者名簿や賃金台帳等の作成。

●3号業務:コンサルティング(相談対応・指導)
労務管理その他の労働に関する事項及び労働社会保険諸法令に基づく社会保険に関する事項についての相談又は指導。
労務相談・労務コンサルティングと言われます。

特に最近では3号業務のニーズも増えております。給与計算、労務手続きはITの活用、AIなどによって多少なり代替される事も出てくると思いますが、相談業務は定型ではないのでAIでの代替は難しく、まだまだ人の介在価値が残る分野です。

上記のように総務人事業務において専門スキルを保有している事で一目置かれる存在になる点も魅力ですが、独立が出来るもの社労士資格の魅力の1つで、最近では企業に所属しながら副業で社労士業務を行っている人も増えております。社労士として働くためには、社労士試験に合格していることと2年以上の実務経験が求められます。実務経験については事務指定講習の履修で要件を満たせますが、実際には実務経験がないと独立しても仕事をこなすは難しい為、まずは社労士事務所への転職をお勧めます。

社労士資格者であれば未経験から応募可の求人も増えておりますので、ご興味あれば是非ご相談ください。

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