労務事務に求められるスキル・適性について。未経験からスタートするには・・?

企業のバックオフィスで総務・経理・営業事務など幅広い経験してきた方から「次のキャリアではもっと専門性を身に着けたい」という相談を受けます。具体的に?と聞きますと「経理」「労務」を挙げる方が多いです。今回は労務事務についての求められるスキル、適性についてお話しします。

労務事務の定性的な適性として「几帳面・細かい所に気が付く」「規則に沿った仕事を正確にこなすのが好き」という事が上げられます。労務事務の主な仕事である「社会保険や労働保険に関する手続き」には、正確な書類作成と法令・制度などを遵守する姿勢が必要になるからです。

新入社員の社会保険・労働保険の加入手続きにおいては社員から必要な書類や情報を集め、しかるべき期日までに関係各所に提出する必要があります。提出漏れ、書類不備があると加入手続きは進められません。必要書類を確実にチェックできる几帳面さと、締切りというルールを守ることに対する高い意識が必要です。労務未経験からチャレンジする方は、似たようなルールの中で仕事をしていた経験をアピールすると良いでしょう。例えば経理業務においても、数字のミスは許されず、支払い期限、〇〇までに決算を締めるなど期限もありますので活かせる経験と言えます。


その他、上げられるスキルとして

「コミュニケーションスキル」
新入社員の社会保険・労働保険の手続きでは、決められた期間内に、すべての人から必要な情報と書類を集めきらなければなりません。相手への依頼、その重要度を正確に伝えるためのメール、時には電話などで対話しながら説明能力が求められます。社内のみではなく社労士、年金事務所など外部の関係機関とのやり取りも発生します。

「PCスキル」
高ければ高い程良いです。社労士事務所は専用のソフトを導入しているところがほとんどですが、企業の場合は給与計算、労務手続きなどをExcelで管理している事も多いです。労務管理、各種申請書、給与計算など関数などを使いこなせると尚可です。稀に面接でExcelスキルのチェックなどもあり、労務ポジション特有と言えます。

「スケジュール管理能力」
給与計算、社会保険・労働保険に関する手続きにおいて、社員からの情報提供、正確な申請がなければ進みません。積極的に対象者に必要な事を依頼し、仕事をスムーズにこなしていく為には締め切りを意識して逆算して物事を進める必要があります。何をいつまでに、というタスク管理が好きな方、似たような仕事に就いていた方などは適しています。

未経験の方はこれまでの業務の性質から似たような所をピックアップして応募書類の作成、面接でPRすれば効果的です。
自身ではなかなか客観的に捉えるのが難しい、という方は是非弊社面談にてご相談ください。

 

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